山口移住計画茶論 “sara” vol.002×映画:船、山にのぼる Report 2017/04/29

今回は、

映画:船、山にのぼる 上映

山口移住計画茶論 “sara” vol.2

同日開催を試みました。

今回この映画をセレクトした理由ですが、
山口移住計画でもテーマの一つとしております『コミュニティ』をテーマにしている点です。

この映画は、ダム建設に依って沈む運命にあるコミュニティの引越し(移住)と
そこに、アートの力がどう関わっていったかのドキュメンタリー映画です。

村の喪失という、住民にとって明らかにマイナスなイメージの事象について
目には見えない精神的な部分に、アートが関わる事に依り
住民の心に、「これから」という前向きな意識を生み出す作用を生み出していく過程が描かれています。

『何かを終えるときに起こる複雑な感情や感覚を、複雑なまま対峙し、または寄り添っていく行為。”正解”を見つけることよりも大事なことがその行為自体にあるのでは。』<平樂寺氏 談>

次の新しいステップに向かう為の儀式にも思えるアートとしての関わり方、そして役割。

アートにしか出来ないポジションを感じる事が出来ました。

10年前に公開された作品なのですが、普遍的なテーマを内包しているとても良い刺激を生む映画でした。

将来、こういうアートの役割を示せる様なプロジェクトが出来たらと妄想。

そして、映画後も“気付き”について、トークで深め、共有する場が持てたことは、新しい発見でもありました。

[作品公式ページ]

http://www.fune-yama.com

そして、どうしても使いたかった、今回の映画放映のシステム

“みんなでつくる、それぞれのマイクロシアター”『popcorn』

場所と設備さえ有れば、誰でも映画館が創れるという画期的なシステムです。

https://popcorn.theater/about

音響に関しては、G-RECORD.inc さんに全面協力頂き、素晴らしい音の中で鑑賞する事が出来、

気持ちの良い、映像と音響で鑑賞出来た事は痺れる体験でした。

————————————————————————————

そして、映画の後は、“山口移住計画茶論 vol.002”

今回は、初めてご参加頂いた方ばかりでした。

門司からのご参加や、地元の方、Uターンの方、Iターンしてきた方々etc.

当初からのアナウンス通り、あまり堅い話はナシで、
120インチスクリーンに地域ローカルをテーマとしたものやオススメのカッコイイ動画を流しつつ、眺めつつ、

軽食や持ち寄り頂いた、フードとドリンクで、ゆるやかに、みんなで自由にトーク。

個人的にはこういう空間でのビールとワインは沁みました・・・

今回の様に、あえてテーマにこだわらず、ゆっくり話す場もアリだし、今後に繋がる可能性も感じる夜となりました。

[会場情報]
今回のイベントは、山口県下関市のレトロなビル『青木屋ビル』の1室をお借りして開催しました。
元料理教室という珍しいストーリーを持つ1室は、時間の経過でしか醸し出す事が出来ない深い味わいに満ちております。

テナントが決まるまでは、暫定的にレンタルスペースとして運用されています。
https://www.facebook.com/aokiyabldg/

[テナント募集情報]
ビルの地下もテナント募集しておりますので、興味のある方は問合せ下さい。
http://10-1000zine.com/aokiya.html

関連記事

  1. 山口移住計画茶論 vol.001
  2. 山口移住計画 バザール千駄木
  3. 山口移住計画コラム 人と人 地域と地域
最近の記事 おすすめ記事
  1. 山口移住計画 バザール千駄木
PAGE TOP